段のある家。 まさに…
敷地は段差7m以上のガケ地にあり、擁壁もなく、まずはそこをクリアするところから進めました。さらに敷地は前面道路から1mあまり下がっており、メインの敷地はそこからさらに2m程下がっていました。よって直接2階にアクセスすることも1階にアクセスすることもできず、最終的に中2階からアクセスするという形になりました。これらの不都合を解決していくことが、この住宅を形作ることとなり、逆に非常に流動的に繋がった空間が生まれました。結果的にオーナーの要望である「家族が見える住宅」に適した空間構成となり、家のどこにいても家族の動きが分かるようになりました。スキップフロアによって生まれた空間には大きな本棚を設け、半地下にはリビングから鑑賞することができる水槽部屋を作りました。木造としての制限を感じる事のない、段のある家となりました。
段のある家
location | 沖縄県 那覇市 首里鳥堀町 |
---|---|
completion | 2020.04 |
total floor area | 約 88m² |
contractor | 株式会社 新洋 |
photographer |